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40代の転職は難しい?実体験を通して成功する転職とは

転職
  1. 40代私が転職することになった理由、突然ファンドが登場
  2. 40代の転職 転職エージェントからの視点は?
  3. 転職にあたって自己分析をしてみよう!
    1. モチベーショングラフ
      1. モチベーショングラフとは?
      2. モチベーショングラフの作り方
        1. 1.縦軸と横軸で作っていきます
        2. 2.各時期のモチベーションのパーセンテージに点を打ち線で結ぶ
        3. 3.当時を思い出しながら各点に出来事を書く
        4. 4.グラフが上下した理由を深堀りする
        5. 5.上がっている群と下がっている群の共通点を探す
        6. わたしのモチベーショングラフです
    2. マンダラチャート
      1. マンダラチャートとは
      2. マンダラチャートの作り方
        1. 1.81マス(9マス×9個)を作り「目標」を中央に記入する
        2. 2.中央の周囲の8マスに「目標達成に必要なファクター」を記入する
        3. 3.8要素を残り9マスの中心に転記する
        4. 4.「各ファクターを実現するために必要な行動」を残りのマスに記入する
        5. 私のマンダラチャートです
          1. 健康増進
          2. 家族で仲良く
          3. お金を増やす
          4. 時間を大切に
          5. 楽しい趣味
          6. くつろげる家
          7. 楽しく飲食
          8. ある程度の裁量権
          9. リソースの活用
          10. ワークライフバランス
          11. 適切な評価と報酬
          12. 自己成長
          13. 人材育成
          14. 業務改善
          15. 顧客満足
    3. 自己分析のまとめ
  4. 転職経験者から話を聞こう
    1. ケース1 40代前半 T氏 建築会社から飲食チェーン店への転職
    2. ケース2 30代後半 K氏 医療器械卸から医療器メーカーへの転職
    3. ケース3 50代前半 M氏 設計会社からドラッグストアへの転職
  5. 40代の転職 難しい理由は?
    1. 求人数が少なくなっている
    2. 若手と比較して採用されにくい
    3. 年収が折り合わないケースがある
    4. マネジメントスキル・即戦力が求められる
    5. そもそも企業が積極的でない
  6. 40代の転職で成功するコツは?〜私の経験をもとにお伝えします
    1. スキルやマネジメント経験がある
    2. 自分の価値観を見直す
    3. 積極的に募集している業界を検討する
    4. 転職サイトへの登録や転職エージェントに相談する
  7. 転職後とこれから

40代私が転職することになった理由、突然ファンドが登場

25歳、運よく入社できた東証一部上場企業。定年まで勤務すると思ってましたが、忘れもしない2020年、ファンドに譲渡されました。

ファンドと言えばリストラのイメージがありますが、実際は現状分析・課題抽出・経営計画を策定しPDCAを回しながら企業価値を高めイグジットに備えるという感じです。

但し、PDCAの中に経費見直しは必ず入りますので、そこに「人」が入るのかどうかですが、幸いにもこのファンドは「人」には手を付けませんでした。

とはいえ、ファンドになると様々な見直しがあります。

組織や拠点の統廃合、資産の売却、高利益の商材へのシフト等々、個人的には今まで優先順位を付けずに全ての商材を売るという方針から、利益重視になったのは営業効率面からみて良かった点だと思っています。

但し、様々な見直しは入社数年目の20代半ばから30代後半の中堅社員まで不安を与えるものでした。結果、私の部下や後輩、数十人が転職をしました。

私のような当時40代半ばの管理職もどうするか悩んではいましたが、このファンドのイグジットが5年後の再上場と聞いていたので、ここが正念場と思い毎日を過ごしておりました。

「人」には手を付けなかったファンドですが、今後の先行き不安な状況により「人」が徐々に辞めていくので、結局は人件費も圧縮したわけです。

その結果ファンドとなった最初の年、過去最高の経常利益を叩き出しました。また管理職のモチベーションアップの為、高額なボーナスが支払われました・・・

しかし企業にとって一番大切な20代後半から30代後半までの人財が流出したため、翌年からの決算は燦燦たるものでした。

またファンドはイグジットで儲けてなんぼですので、想定の利益には届かずとも持ち続けるよりは売り抜けた方がよいと判断したのでしょう。

予定の5年を待たず、他のファンドにイグジットしました・・・それと同時に再上場の夢も失われたというわけです。

これを機に転職を考えるようになりました。

40代の転職 転職エージェントからの視点は?

実は前職で医師転職支援の事業部にいたことがありましたので、エージェントの気持ちはなんとなく分かります。まずはエージェントの立場から考えてみようと思いました。

エージェント
エージェント

転職可能な魅力的な人材か?

40代ですとそれなりの経験を問われますので、自分のスキルや知識について訴求できることが重要です

私の場合

資格は運転免許証と簿記、ファイナンシャルプランナーくらい。営業(9年間)とマネジメント(15年間)の経験はある

エージェント
エージェント

転職意欲が旺盛で転職時期が明確になっているか?

転職時期が分かると、エージェントにとって売上時期予想が立て易いため、注力すべき人材と判断してくれます。

私の場合

現時点での引継ぎは1ヶ月もあれば可能であるので、転職先の希望に合わせることができる

エージェント
エージェント

長く勤務しそうな人材か?

一定期間での退職はエージェントに返金義務が生じるため、避けたいと思ってます。退職が多い場合は、退職理由をしっかり理解してもらうことが重要です

私の場合

25歳から転職していないので信頼は高いような気がする

エージェント
エージェント

諸条件にこだわりすぎない人材か?

こだわりは大切ですが、あまりにも年収含めた諸条件にうるさいとマッチングが進まずエージェントが離れていくケースがあります

私の場合

現在の年収からダウンしても問題ないと思っている。

転職エージェントに対して、自分がどういう人物であるのかを伝えるためには、自分を知ることが大切だと考えましたので、まずは自己分析から始めることにしました。

転職にあたって自己分析をしてみよう!

前職の研修等で使っていた自分でもできる分析法「モチベーショングラフ」と「マンダラチャート」を使って自己分析をしてみました。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフとは?

モチベーショングラフとは、過去から現在までの出来事に対するモチベーションの変動をグラフで表したものです。自己分析の1つの手法として使われています。

自分のモチベーションの上がり下がりをグラフで可視化することで、強みや弱み、価値観やこだわりを理解するのに役立ちますので、一緒に作ってみましょう。

モチベーショングラフの作り方

1.縦軸と横軸で作っていきます

縦軸のモチベーションの範囲は-100%~100%、横軸は1歳から始め、最低でも現在までの年齢を記載しましょう。エクセルやパワーポイント等で作成する方が、書き直しもしやすいためお薦めです。

2.各時期のモチベーションのパーセンテージに点を打ち線で結ぶ

次に、自分が持っていたモチベーションを思い出しながら該当するパーセンテージに点を打ちましょう。

全年齢について思い出せない時は、思い出せるところに点を打ち、その途中は同一のパーセンテージに点を打って下さい。

例えば、10歳で60%、12歳で70%であれば11歳にも60%に点を打ちます。

点を打ち終えたら、各点を線で結びましょう。折れ線グラフとして示されることでモチベーションの変化が視覚的に分かります。

3.当時を思い出しながら各点に出来事を書く

各点にその時期に起こった出来事を記載し、なぜその時期にモチベーションが高かったのか、または低かったのか、その理由を書きましょう。

この時点で、自分がどんな時にモチベーションが上がり、どんな時にに下がるのか、明確になっていると思います。

4.グラフが上下した理由を深堀りする

3で記載した出来事に対し、感情を深く掘り下げることでモチベーションの源泉を見つけることが可能です。

モチベーションの波が大きく変化しているポイントは、自分の大切にしている価値観が反映されている可能性が高いので、時間をかけて当時の感情を思い出しましょう。

5.上がっている群と下がっている群の共通点を探す

最後に、モチベーションが上がっているときの共通点と、下がっているときの共通点を見つけます。

これにより、自分の価値観や力を発揮できる環境(強み)、苦手としていること(弱み)などを理解することが可能です。

わたしのモチベーショングラフです
モチベーショングラフ

モチベーショングラフによって私の価値観やモチベーションの傾向が以下のように明確になりました。

私のモチベーションが上がる要因

個人の実績が上がる、顧客に喜ばれる、社内で評価され昇進する、賞与が増える、裁量権を持ち組織をまとめて実績を上げる、社内外の人たちと連携して仕事をする

私のモチベーションが下がる要因

仕事が評価されない、上司と相性が良くない、顧客の役に立たないを商材を売っている、不必要な内向きの業務をする、将来の見通しが見えない

グラフで浮き彫りになった価値観は私が人生で大切にしてきた核となる部分ですので、これを転職の「基軸」とすることで企業選びや自己PRに生かしていきたいと思いました。

モチベーショングラフで得た自分の価値観や強みを、志望動機や自己PRに織り込むことやグラフで記載した具体的なエピソードを交えて伝えることで、面接官への訴求が何倍も上がる可能性があると思いました。

また自分の価値観に合うと思われる企業と面接をするのであれば、企業の理念やビジョンとモチベーショングラフから見えた自分の価値観(基軸)が企業とどれだけマッチしているかをしっかり伝えることも重要だと思いました。

逆にモチベーションが下がった要因から、弱みを克服して成長したエピソードのアピールもありかと思いました。

マンダラチャート

マンダラチャートとは

マンダラチャートは、9×9マスのマス目からなる思考・発想のためのフレームワークです。

要素を漏れなく洗い出し、整理し、行動を具体化することができるというメリットがあり、特に目標達成のためのツールとして利用されてます。大谷翔平選手が用いたことで一躍有名になりましたね。

マンダラチャートの作り方

1.81マス(9マス×9個)を作り「目標」を中央に記入する

9マス×9個、合計81マスで構成された表を作成します。そのあと、達成したい目標を中心に位置するマスに記入しましょう。

2.中央の周囲の8マスに「目標達成に必要なファクター」を記入する

中心の周りに位置する8つのマスに「目標を達成するために必要なファクター」を書き出します。具体的にはプロセス、タスク、アイデアなどです。

3.8要素を残り9マスの中心に転記する

2で記入した「目標達成に必要なファクター」を、残りの9マス×8個の中心に転記してください。中心部分に色をつけておくと、全体的な視認性が高まります。

4.「各ファクターを実現するために必要な行動」を残りのマスに記入する

最後に、9マス×8個の72マスに「各ファクターを実現するために必要な行動」を記入し、すべてを埋めます。

このようにマンダラチャートを完成させると、目標達成に必要な具体的なプロセス、タスク、アイデアを72個見つけられるのです。

私のマンダラチャートです
マンダラチャート

まずは大きな視点でマンダラチャートを作成致しました。

私が「より良い人生」を送るために必要なファクターを考えた時に以下のキーワードを思い付きました。

健康増進 家族で仲良く お金を増やす 時間を大切に 楽しい趣味 くつろげる家 楽しく飲食 仕事の充実

健康増進

若い時には無頓着でしたが、40代後半にもなると健康第一ですね(笑)適度な運動、腹八分目の食事と休肝日、ストレスフリー、そしてよく寝る。人生を楽しむ上で一番重要なファクターだと思います。

家族で仲良く

妻と二人暮らしです。日々のコミュニケーションをしっかりとるようにしてます。お酒が入るとエキサイティングすることもありますが(笑)60代前半(できれば50代後半)でリタイヤしたいこと、美味しいお酒や食事を食べにいくこと、旅行にいくこと、いろいろな計画を話し合ってます。

お金を増やす

まだ実践できてないものばかりです。唯一株式投資を数年前から始めたくらいです。転職で所得が減りましたので、固定経費の見直し、株式の積極運用、副業等々やっていきたいですね。

時間を大切に

これも分かっているけどできていない事ばかりで耳が痛いです。目標設定、隙間時間の活用、日々の振り返り、優先順位の明確化から始めたいと思います。

楽しい趣味

やりたいことはたくさんあるのですが・・・ブログは少しづつ勉強しながら皆さんに有益な情報を提供できればと思ってます。

くつろげる家

終の棲家(中古マンション)の購入を検討し始めました。現時点では物件価格2,000万円程度を目指してます。金融機関への事前審査を申請し、借入枠2,000万円、返済期間20年で承認を頂きました。自己資金は最大800万円程度を投入という感じです。

楽しく飲食

家族、気の置けない友人との飲食は何ものにも変え難い貴重で楽しい時間です。その為には健康が一番大切ですね。

仕事の部分だけを拡大しますと、以下のファクターになりました。

ある程度の裁量権

管理職として仕事をするには決裁権が必要です。前職では役職に応じた決裁範囲が明確になっており、その範囲内であればスピード感をもって顧客や取引先と交渉できました。いかに権限委譲できるかが組織として機動力アップのポイントになると思ってます。

リソースの活用

前職では部門間の連携が非常に取りづらかったです。顧客に対して新たな価値を提供する為にプロジェクトを発足させても、空中分解するケースが多かったです。理由としては、自部署が忙しい、プロジェクトで成果がでても自部署での成果より評価されない、上が勝手に立ち上げたプロジェクトで腹落ちしていない等々でした。

プロジェクトは部署関係なく、どんな商材が顧客へ新たな価値を提供するのか、という視点でスタートし様々な部署から意見を出し合いながら進めることが重要です。このことが縦割りではく組織横断でリソース(経営資源)の活用することに繋がると思います。

ワークライフバランス

長時間労働と休日返上で働いていた若い時、体調不良で入院することがありました。私の場合、幸い一過性のもので直ぐに職場復帰できましたが、そうでない人も多くいました。心と体の健康がより良い人生の基盤だと思いますので、自分自身にもそうですが一緒に働く人たちへの「目配り、気配り、こころ配り」を大切にしたいと思ってます。

適切な評価と報酬

報酬は入職した会社の報酬体系に準じるので、その中で上を目指すしかありません。前職では営業担当だった時、管理職だった時、評価と報酬両方とも納得感がありました。転職先では報酬が下がりましたが、中小企業の報酬体系にしては適切な金額だと思ってます。むしろ自分自身の価値が上がったと思った時、どう評価されるのかの方が大切だと思ってます。

自己成長

挑戦する意思と実際に行動を起こし継続することです・・・なかなか継続できません。

人材育成

人材育成の時に気を付けていることは、それぞれのレベルに合わせる、話をしっかり聞く、否定をせず気づきを与える、納得感を醸成する為に考えを共有する、怒るのではなく叱る(違いは、部下の親が隣にいても同じことが言えるか、ということだと思います)、日々の表情に目配りし違和感を感じたら声掛けをする、自分の対応に矛盾が無いようにする、などです。

業務改善

変化を嫌う人もいますので、パワーが必要です。ただ顧客の満足度が上がり、社内業務も改善し効率できた時の達成感は半端なくうれしいですね。

顧客満足

仕事をしていて一番嬉しいのは顧客から感謝されることです。モチベーションも上がりますし、同時に実績にも繋がります。

自己分析のまとめ

私が仕事にやりがいを感じるファクターは、

管理職として組織のパフォーマンスを上げていくこと、顧客満足の高い商材を販売すること、顧客を向いて仕事をすること、意味のない社内業務や調整が少ないこと、自己成長できること、社内や顧客の為に業務改善ができることです。

また私にとって相性の悪い上司とは、あまり意味のない社内業務や調整に重きを置く方々でした。私とは価値観が違いますので衝突するのは当然です。大企業ですと人が多い分そのような上司と巡り合う可能性が高くなると思います。

よって大企業ではなく中小企業、私の価値観とその企業トップの理念や思いの重なる部分が多いところ、今までの管理職としての経験を生かせるところ、そういう企業との出会いをエージェントを通してできればと思いました。

転職経験者から話を聞こう

なかなか転職のイメージが湧かなかったので、実際に転職をした知人から話を聞いてみました。

ケース1 40代前半 T氏 建築会社から飲食チェーン店への転職

私

結構長く勤めてたけど、なんで転職したの?

40代前半<br>T氏
40代前半
T氏

建築会社の営業って、ずっとノルマがあって…うちの会社だと管理職になっても給与そんなに上がんないし、個人のノルマはなくなるけどチームのノルマに追いかけられるんだよね。転職するなら年齢的に最後かな~と思って。

私

やっぱり色んな転職会社に登録したの?

40代前半<br>T氏
40代前半
T氏

複数社に登録したよ。建築会社時代の知識やスキルが生かせればと思ってたら地方のチェーン展開してる飲食会社が、新規出店時の土地探し、設計確認や建築会社への見積依頼などの取りまとめをする人材を探してて、オレのやれることとマッチしてたんで応募したらトントン拍子で決まったよ。今までは依頼される側だったから新鮮で面白いし年収も少しアップした。

私

転職成功じゃん!

40代前半<br>T氏
40代前半
T氏

今は積極的に新規出店をしているけど、ある程度落ち着いた時にどうなるかは少々不安だね〜でも既存店舗の改修計画とか色々やることはありそうだし、どんどん提案していきたいね。

今までのスキルと知識を他業界で生かせた転職事例

ケース2 30代後半 K氏 医療器械卸から医療器メーカーへの転職

30代後半<br>K氏
30代後半
K氏

最初は他業界含めて転職先を探してたんですけど、エージェントから30歳半ばを超えると他業界転職で大幅な年収アップは難しいと言われたので医療器械メーカーに絞って探しました。

私

今までは色んなメーカーの商品を売ってたけど、メーカーだと商品が絞れるから楽になるの?

30代後半<br>K氏
30代後半
K氏

医療器械のデモや詳細説明をするので、商品についてすごく勉強しましたよ。でも研修やフォロー体制がしっかりしているから安心して営業ができてます。

私

年収は結構アップしたの?

30代後半<br>K氏
30代後半
K氏

想定よりも随分アップしましたよ。今までの知識やスキルも生かせ満足してます。

同業種の風上(メーカー)に転職し大幅年収アップした転職事例

ケース3 50代前半 M氏 設計会社からドラッグストアへの転職

50代前半<br>M氏
50代前半
M氏

人が減り、すごく忙しくなったんだよね。子供もまだ幼いしワークライフバランスを重視して転職活動を始めたよ。

私

転職エージェントとか使ったの?

50代前半<br>M氏
50代前半
M氏

うん、複数社に登録をして相談にのって貰ったよ。

私

転職エージェントとってどんな感じだった?

50代前半<br>M氏
50代前半
M氏

こっちの希望に合わない企業を紹介してくるエージェントやあまり積極的でないエージェントもいたよ。ただ親身に相談に乗ってくれるエージェントもいて、その中でも希望(ワークライフバランス、通勤1時間以内、多少の減給も可能)を的確に捉えて紹介先を選定してくれたところで決まったよ。

私

どんな会社に転職したの?

50代前半<br>M氏
50代前半
M氏

最終的に同業他社(設計会社)に決めたよ。もともとオレ医療設計が専門だったから、そのノウハウが欲しいという設計会社とマッチングできた。

私

前職より残業とか増えてないの?

50代前半<br>M氏
50代前半
M氏

前職より規模が大きく人材も多くいるので、ワークライフバランスは保ててるかな。また前職みたい現場と管理両方をゴリゴリやる感じじゃなく、管理職として医療設計ができる人材の育成や設計士のフォローをしてるので、残業は少なくなったね。前職では自分で取った仕事に出来高がついたから年収はよかったけど、今はそれが無い分年収は減ったよ。でも長く勤められそうな職場環境なので満足している。

エージェントに要望をしっかり聞いてもらい丁寧なすり合わせの上、転職できた事例

3人から話を聞いた結果、自己分析をして自分の強みや弱みをしっかり把握すること、頼れるエージェントと出会うことが成功する転職であることを再確認しました。

40代の転職 難しい理由は?

自己分析しながら転職会社に登録、また経験者に話を聞いたりしましたが、40代の転職はなかなか厳しいという印象でした。実際に体感した「40代の転職が難しいと理由」を5つ挙げたいと思います。

求人数が少なくなっている

関東労働市場圏有効求人・有効求職 年齢別バランスシート(令和7年3月)によりますと、有効求人倍率は、34歳以下で1.17倍 35~44歳で1.40倍 45~54歳で0.96倍となっており求人自体が少なくなってます。

若手と比較して採用されにくい

厚労省は労働施策総合推進法にて、事業主に対し、募集・採用において年齢を理由とした制限を設けることを禁止しています。平成19年の法改正により義務化され、年齢に関係なく応募できる機会を確保することを目的としてますが、裏を返せば企業が年齢別で採用をしたがっている、またそれまでそのような実態があったということがいえます。

また「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合」であれば年齢を35歳以下に限定して募集をかけることができますので、このような募集環境も若手採用に流れる要因になってます。

年収が折り合わないケースがある

一般的に40代はキャリアを積んでおり、それなりの年収となってます。よって希望年収で仕事を探しても求人が少ない可能性があります。

また年収ダウンでも転職するかというのは、経済的状況、現職場の状況、転職先に自分の求めているものがあるのか等々、トータル的に検討する必要があります。

私の場合は、想定内の年収ダウンで経済的にダメージが少なかったこと、転職先に魅力を感じたことから年収ダウンでも転職を決めました。

マネジメントスキル・即戦力が求められる

40代には管理職としてのマネジメントスキルや今までの経験を生かした即戦力を求めています。企業が求める一定基準を超えていないと採用される可能性は低くなります。

そもそも企業が積極的でない

若手と比較すると機動力が低く、また仕事だけではなく職場の人間関係にも適応力が低いと思われている傾向があります。また教育のプログラムも若手向けであり、教育担当者も年上への教育をしづらいと考えていることもあります。

40代の転職で成功するコツは?〜私の経験をもとにお伝えします

スキルやマネジメント経験がある

スキルは10年程度の営業スキルくらいです。また管理職としてマネジメントは15年程度してました。職務経歴書や面接でどんなことをしてきたのかをしっかり伝えることが大切です。

面接でのNG5つと履歴書・経歴書の書き方の記事はこちら

自分の価値観を見直す

自己分析をしましょう。私もモチベーショングラフマンダラチャートを使って、何が自分の基軸となっているのかを明確にしました。仕事をするうえで大切にしていることは何か、モチベーションの上がるのはどんな仕事なのか等々はっきりさせた上で転職活動をすることをお薦めします。

積極的に募集している業界を検討する

小売業界、飲食業界、人材業界、運送業界、IT・半導体業界、医療介護業界、アパレル業界、建設業界が、人材不足等により積極的に人材を募集しています。

確かに転職活動をしているとこの業界では求人が多いです。

最終的に私は医療業界へ転職することにしました。

転職サイトへの登録や転職エージェントに相談する

様々な転職サイトや転職エージェントがありますが、よい求人情報サイトや親身になってくれるエージェントは必ずいます。まずは複数社に登録してみましょう。

総合的な転職会社に加えて、人材を積極的に募集している業界に特化した転職会社への登録、また40代に特化したキャリアコーチングを活用することが必要だと感じました。そのおかげで医療業界に転職することができました。

40〜50代に特化したキャリアコーチングです。転職支援のプロである同世代のトレーナーがマンツーマンで、キャリアの棚卸しや強みの発見、今後のキャリアプランの設計、転職の方向性の擦り合わせ、応募書類の作成、面接対策支援、意思決定支援等の相談に乗ります。初回面談無料なので是非ご活用ください。

大手企業の人事担当者が立ち上げた就活エージェントです。 真に選考の答えを知っているからこその対策を受けられます(通過率がぐぅ〜んとアップする面接対策など)。またユメキャリの登録者は有名企業の1次選考が免除され特典があります。これは現役面接官が運営しているので、その視点で見極めた候補者ならばと企業様から一定の信頼を得ているため実現できる特典です。

アルバトロス転職の特徴は、同社の『退職代行モームリ』を利用したデータを活用して、優良企業に絞って紹介していることです。『自分らしく働ける会社へ』をモットーに求職者の方々へのサポートを行なってます。職業紹介は勿論のこと、キャリアカウンセリング、書類作成・面接サポート、企業推薦・日程調整など経験豊富なキャリアアドバイザーが対応しています。

建築業界専門の転職エージェントです。もともと施工事業をしていた企業ですので、求人企業の多くが取引のある企業となってます。よって仕事の進め方や社風など一般の求人情報に記載されないリアルな情報を求職者に伝えることで、他社には真似できない高いマッチングを実現しています。現在7,000件以上(非公開求人多数)の求人案件は日本全国に広がっており、建設業界で働く求職者に最適な求人をご紹介しています。

不動産業界専門の転職支援サービスです。 月間6,000名以上の求職者から転職相談を受け、専任のキャリアアドバイザーが転職支援を行っています。 また東証一部上場企業や大手フランチャイズを筆頭に1,500社以上の企業の採用をサポートしており、ネット検索では出てこない非公開求人を含む3,000件以上の求人を所有しています。

製造業専門の求人情報に特化しているサイトです。製造業の幅広い職種に対応した求人情報を提供しており、未経験からでもスキルを身につけられる仕事が多数あります。特に、月収30万円以上や住宅手当・寮完備の案件が豊富です。
さらに、無料の転職サポートを提供し、経験豊富なアドバイザーが面接対策やキャリア相談にも対応してます。

全国の正社員ドライバー求人(タクシー、配送、トラック等々)情報を提供しています。経験豊富なエージェントが在籍しており、性別や経験を問わず、少しでもドライバー職に興味がある方に最適な求人を案内してます。また飲食、接客業、営業、IT業界などからの業界未経の験転職者が全体の6割を占めているので、未経験者でも安心して相談することができます。

半導体業界に特化した転職エージェントです。技術的な交流の機会が少なく、スキルアップの機会が乏しい業界ですので、エンジニアとして成長するための転職で市場価値を高めることが重要で、年収アップも望めます。また半導体業界未経験者についても、半導体工場の勤務環境は、キレイ、静か、対人ストレス少なく、また業界平均の年収の高いため、人事、経理、総務、資材などの間接部署勤務者はそのスキルを活かして、半導体業界への転職も十分可能です。

私の転職した医療機関は、合計80名程度です。当初1つの部署の管理ということで転職しましたが、徐々に全体の人事、経理、経営計画に携わるようになりました。

経営層との距離が近く、報連相からの決断が速い為、顧客や取引先に対してもタイムリーに対応できることや提案したアイデアを直ぐに進めることができたりすることは、中小企業の醍醐味だと思います。

転職後とこれから

相性のよいエージェントに私の自己分析を理解をして頂いた上で、転職先を提案して貰いました。

当初は大企業を探していましたが、最終的に中小企業へ転職することにしました。それは自己分析で自分の求めているものが、大企業ではなく中小企業になるのではないかと感じたからでした。

以前勤務していた大企業は縦割りの組織であり、組織縦断でプロジェクトを進めるにあたって時間が掛かったり、また決裁までのスピードも遅く、顧客より社内(上司)を見て仕事をしている風土もありました。当然風通しもよくありません。

中小企業であれば経営陣との距離が近く決断が速い、少人数なので他部署を巻き込みやすい、改善がしやすい等々、自己分析でわかった自分が求めているものが中小企業にはあるような気がしました。

転職を決めた先のトップとは全3回の面接中、2回面接をする機会を頂けたのもありがたかったです。

顧客に寄り添う姿勢、業務改善や人材育成にも積極的な印象を受けました。中小企業ではありますが(だからこそかもしれませんが)しっかりとした企業理念とぶれない基軸として持っており、その辺にも魅力を感じました。

今後のサラリーマンとしての出口戦略も検討していかなければならない年齢です。このブログのタイトルである転職・退職・FIREの「退職」「FIRE」についても少しづつ書いていきたいと思います。

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